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死んではいけない街
ノルウェー領
スヴァールバル諸島にある、
人口2600人の
ロングイェールビーン
という街では
「死んではいけない」
というルールがあります。
正確には、「この地で
死に、埋葬される」
ことが政府によって違法と
されています。
これは、パンデミック
を防止するためだそうです。
きっかけは、ある調査で
この街の死体に
スペインかぜのウィルスが
生き続けていることが
判明したことです。
-30℃が当たり前の世界では
土葬をされても身体は分解
されず、いろんなものが
保存状態となっています。
実際、2016年ロシアで
熱波の影響から
トナカイの凍結死骸が溶け
その中で生きていた
炭疽菌の感染が拡大する
事故が起こっており、
ノルウェー政府は
そのような新たな
パンデミックの引き金に
なることを怖れ、この街に
法律が制定されました。
ロングイェールビーンの
街で「末期」の診断を
受けた患者は
首都オスロなど別の場所で
最期を迎え土葬されます。
土葬を伝統とする地域
ですが、火葬をすれば
例外的に埋葬が
許されます。
この街には他にも
「ニートは即強制退去」
など、独特の法律が
多くあるそうです。
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