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リアル死んだふり
自分を
死んだことにする、
という偽装死事件は
保険金詐欺やスパイなど
逃げるために起こされる
ことがほとんどです。
しかし、純粋に
遊びのためだけに世間を
騒がせた人達もいます。
「ウィーンの三羽烏」と
呼ばれ、ジャズ演奏でも
高い評価を受けた、
20世紀を代表する
巨匠ピアニストの
フリードリヒ・グルダは
1999年、自分が死んだと
偽情報をマスコミに流し
その追悼コンサートを
計画しました。
そして本番当日、
その死んだ本人が登場し
ピアノを弾く姿に
聴衆は大変驚きました。
彼は最も敬愛する
モーツァルトの誕生日に
死にたいと宣言を
していましたが実際、
モーツァルトの誕生日に
自宅で心臓発作によって
亡くなりました。
享年70
また、18世紀のアメリカ
マサチューセッツ州では
不思議な強運と
相当な奇人として
知られていた実業家の
ティモシー・デクスターが
人々の反応を見たいという、
ただそれだけのために
自分の死を偽装しました。
約3000人が集まって
通夜が行われているなか、
妻がそれほど悲しんで
いなかったため
その場で起き上がり
杖で彼女を打ち据え
ました。
享年59
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