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フリードリヒ・W・ニーチェ
1844~1900
ドイツ 哲学者
享年56
『永劫回帰』を説いた
近代を代表する哲学者の
一人。
「神は死んだ」のフレーズ
で有名な著作
「ツァラトゥストラ」とは
ゾロアスター教の
開祖名です。
永劫に回帰する、というと
東洋思想の輪廻転生を
イメージしそうですが、
ニーチェの永劫回帰とは
いま現在の経験を
過去においても
未来においても
同じ自分が同じ環境で
同じ出来事を経験し続ける
という、まるで
1つの映像が無限にループ
するようなイメージです。
そして、そのような
人生であってたとしても
ひねくれず、肯定的な
力強い意志で無限に
繰り返し生き抜くことが
理想的な「超人」である
とします。
ニーチェの死因は肺炎
ですが、その頃にはすでに
狂気と発狂に包まれていた
といわれています。
死の直前、以前に片思いを
していた女性への手紙に
「私が人間であるという
のは偏見です。…
私はインドに居たころは
仏陀でしたし、
ギリシアではディオニュソス
でした。
カエサルは私の化身ですし、
ナポレオンだったことも
あります。
ワーグナーであったような
気もしますし、
十字架にかけられたのも
私です。」
と記しています。
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