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​中山 義秀

1900~1969

​なかやま ぎしゅう 小説家

享年69

 

「厚物咲」で芥川賞を受賞、

現代語訳した「平家物語」は現在

でも教科書に使用されています。

1993年には

優れた歴史小説に贈られる

「中山義秀文学賞」が設立。

 

離婚し独り身であった彼は

食道ガンになり、

手術後は体から出ている管を

通してお酒を楽しみました。

死の直前、茶碗で洗礼

直接の死因は

術後に発症した白血病。

 

死を悟った彼は、

見舞いに来ていた友人の牧師に

今すぐの洗礼を頼みますが

用意がないと断られます。

 

しかしなおも嘆願するので、

友人はそこにあった茶碗に

水道水を汲み、洗礼をしました。

 

「広い世界がひらけたようだ」

 

と安心し、その翌日に亡。

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