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マルキ・ド・サド
マルキ・ド・サド
1740~1814
フランス 小説家
享年74
「サディズム」の語源と
なった小説家。
伯爵の家に生まれ、
修道士による教育を受けますが
軍人を志し
騎兵大佐として戦争に従軍、
帰還後に結婚して
自分の城で3人の子供を
もうけました。
女性への暴行事件、
危険な媚薬を使い乱交した罪
(毒殺未遂と肛門性交の罪)
などで死刑判決を受け投獄、
小説のほとんどは
この牢獄生活の中で
書かれています。
その内容は
究極の肉体的快楽の追及、
徹底的な無神論と
非道徳による自由、
匿名で出版され禁書扱い、
ごく限られた人しか
読めませんでした。
精神病院に移され
鎖につながれていましたが
革命で一時は解放されます。
しかし、
その小説を読んだナポレオンが
この匿名の著者を
投獄するように命じ、
それから死ぬまで
精神病院に入れられました。
遺言
「・・・葬式は一切せず、
私の城の雑木林に
遺体を埋め、
その土に樫の実を植え、
そこに再び木が芽生え、
雑木林がもと通りに
生い茂り、
地上から私の痕跡が
消え去ることを願う。
そして
あらゆる世人から私の名が
消え去ることを望む」
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