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トラジャ族
インドネシア中部
スラウェシ島に住む
トラジャ族には
世界的にも珍しい習慣が
あります。
彼らにとって葬儀は
人生の一大イベントで
財力の限りを尽くし
何百頭という水牛を供えたり
葬儀用の家を建てたりと
盛大な葬儀を開くために
人生を費やしている
とまでいわれています。
しかしほとんどの場合
すぐにはその費用がないため
葬儀の費用が貯まるまで、
「お葬式待ち」
という状態が発生し、
その間家族は死者を生前と
同じように扱います。
家のなかで
綺麗に身づくろいされ
ミイラ化した遺体が
普通に食卓に座っています。
独特な死生観をもち、
生と死は日常として
繋がっています。
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