top of page
ヘミングウェイと臨死
アーネスト・M・ヘミングウェイ
1899~1961
アメリカ 小説家
享年62
1954年、「老人と海」で
ノーベル文学賞を受賞
「日はまた昇る」
「誰がために鐘は鳴る」
「武器よさらば」など
ヘミングウェイは
若い頃、第一次世界大戦
の爆撃で瀕死状態となり、
体から魂が抜け閃光の
なかを浮遊するという
臨死体験をしました。
その時の気持ちを
家族に宛てた手紙に
記しています。
「死ぬことは、とても
シンプルなことだ。
わたしは死を見て、
本当にわかった。
死ぬべきだったのなら
わたしにとってそれは
とても簡単なことだった。
わたしが今までしたこと
の中で
もっとも簡単なことだ」
そこで感じた死生観は
彼のその後の作家活動に
決定的な影響を与え、
著書にも度々に臨死体験
を表現しています。
ノーベル賞の受賞年、
二度の航空機事故に
逢いますが奇跡的に
生還しています。
1961年、手入れしていた
散弾銃が暴発して死亡。
後に遺書が発見され
自殺と断定されました。
航空機事故の後遺症
などによる躁鬱が原因と
見られています。
bottom of page